【比較】フェンシング用品一式を最も安く揃えるには【2017年12月末版】
フェンシング部のある学校に入学したり、定年退職して暇になったりして、フェンシングをやろう!と思う方は少なくないです。
そうなると、フェンシング用具を一式揃えなければなりません。
しかし、フェンシング用品というものは、とにかく高い!おまけに売ってるところが少ない!
となると、何とかして安く手に入れたいですよね?
そこで、今回は複数のフェンシングショップを比較して、どこで揃えれば最安でフェンシングを始めれるか、検証してみました!
前提条件
- 2017年12月28日地点での比較になります。
- ユニフォーム上下1セット、半袖プロテクター1つ、フルーレマスク1つ、グローブ1つ、フルーレ用メタルジャケット1着、フルーレ剣1本、フルーレ用ボディコード1つ、バッグ(剣2本用)を購入するとします(つまり、フルーレを始める前提で考えます)。シューズは安いバドミントンシューズで十分なので、ここでは除外します。
- ジュニアサイズではなく普通のサイズとします。
- ユニフォーム・半袖プロテクターは800N、マスクは1600Nの(つまり、FIE規則に則った)ものを購入するとします。
- グローブは一番安いものを買うこととします。
- 剣やユニフォームには色々な種類がありますが、2の条件の中で、一番安いものを買います。
- 日本の店で買う場合は送料抜き(送料無料になる場合が多いため)、海外の場合は送料込みで計算します。
- たまに各店でセールを実施していることがありますが、セールによる価格変動は一切考慮していません。
- 情報の確実性は保証できません。値段は改定される可能性があるので、最終的には自分でお調べすることを強くおすすめします。
比較対象店一覧
【最安値順位】
1位:PBT
送料抜き:416.9ユーロ→5.61400266 万円
送料込み:(調査中です。判明次第お知らせします。)
堂々の1位に輝いたのは、やはり安いことで有名なPBT!
全ての製品において、他のメーカー・販売店よりも明らかに安かったです。
これからフェンシングを始める方で、英語にそこまで抵抗のない方は、PBTで一式揃えてしまうというのも手だと思います。
それくらい、圧倒的に安かったです。
2位:allstar
送料抜き:647.02ユーロ→8.71281363 万円
送料込み:(同じく調査中)
2位は、ドイツのメーカーであるallstar。有名所の一つです。
直輸入だと安く購入できますね~。
3位:uhlmann
送料抜き:649ユーロ→8.7376741 万円
送料込み:(調査中)
3位は、同じくドイツのメーカーであるuhlmann。やはり有名所の一つです。
2位のuhlmannと僅差です。中には完全に同じ値段設定となっていたものもあったくらいです。
2,3位の両者は、国も値段も似通っていますね。
両者の違いをご存じの方、誰か教えてください...。
4位以降は順次公開していきます。
この記事が、駆け出しフェンサーの皆様の助けにならんことを願って。
剣の性能の違い
フェンシングの剣には、結構色んなメーカー・種類が存在しています。
しかしながら、その違いは何なのか、よくわからなかったりします。
英語で調べてみても、憶測に基づく怪しい情報しか出てきません。ましてや、日本語での情報などほぼ皆無です。
そこで、人に聞いたり、メーカーに直接問い合わせたりして、これは確かだろうと言える情報を、備忘録を兼ねて書き記したいと思います。
*筆者は主にエペをやってるので、エペ人目線で書かれています。フルーレやサーブルには当てはまらない可能性があるので、ご了承ください。
FIE剣と非FIE剣の違い
FIE剣の方が値段が高い分、耐久性・安全性ともに高くなっています。
とは言え、初心者のうちは突き方が悪く、すぐに剣を折ってしまう場合が多いので、最初は非FIE剣を使って、突き方が上手になってきたら、FIE剣にする、というのが一番オススメです。
ウクライナ剣
というわけで一番安い剣を買おう...となると、日本国内外の店においては、だいたいこの剣くらいしか選択肢がありません。軽くて初心者向きですが、いかんせん耐久性が低く、割りとすぐに折れてしまいます。なので、先述した通り、
BF剣
きれいに突けるようになったら、BF剣の出番です。BFとはBlaise Frères(ブレス・フレール)の略で、フランスの工場です。FIE剣の一つで、プロも使っている最もスタンダードな剣です。2種類硬さがあって、M (medium) と D (hard)に分かれます。また、刀身が青色になっているものもあり、ポイントがやや軽くなっています。
Vniti
これもFIE剣です。BF剣よりやや重い(*諸説あり。PBTに問い合わせたところ「やや軽い」と言われました)ですが、耐久性に優れていますし、値段もBF剣より安いです。
以上が、信憑性が高いだろうと思われるものです。
BF剣は、以前紹介したメーカーごとに販売されているのですが、各メーカーでどのような違いがあるのか、というのは、正直良くわかりません。
コメント欄などで指摘していただければ幸いです。
この記事が、迷えるフェンサーの皆様の手助けになることを願います...。
フェンシング情報ならfencing.net
フェンサーの方々なら分かると思いますが、フェンシングに関する情報って、かなり少ないですよね。
この剣の性能はどうだとか、自宅でできる練習は何だとか、調べてもほとんど出てこないので、大体は人づてに聞くしかないです。
しかし、今日紹介するこのサイトなら、あなたの知りたい情報が出てくるかもしれません!
恐らく、このサイトが世界最大のフェンシングコミュニティだと思います。
英語ですが、フェンシングシューズの選び方、マスクの手入れの仕方など、有用な情報が一杯です。
さらに、掲示板(FORUMS)も設置されており、日夜活発に投稿が行われています。
英語苦手な人には辛いかもしれませんが、フェンサーなら是非一度訪れてみてください!
フェンシングの用品店(海外編)
前回は、日本国内のフェンシング用品店を紹介しました。
今度は、海外の店を紹介していきます。
全体的な傾向として、海外の店は日本の店よりも安い値段でフェンシング用品を取り扱っています。また、当然ながら海外発送に対応している店が多いです。店にもよりますが、剣1,2本なら65ドルほどの送料です。そこは各店舗に確認を!
では、紹介していきます。
FAVERO
フェンシングの審判機・剣の整備に用いるテスターなどを販売しています。イタリアのメーカーです。
Leon Paul
Leon Paul London - Iconic Fencing Equipment made in London
最も有名なメーカーの1つ。イギリスのメーカー。世界最軽量の剣(真偽不明)を取り扱っています。また、ワイヤレス審判機といったユニークな商品も!
Negrini
https://www.negrini.com/en/index
イタリアのメーカー。お値段はこの中ではやや高め。ここの製品を使っている人を見たことがないので、日本国内ではマイナーなのかも?
allstar
ドイツのメーカー。こちらもメジャーなメーカーの1つ。
Uhlmann
https://uhlmann-fechtsport.com/startseite-en2.html
こちらもドイツのメーカーで、同じく有名所です。
PBT
ハンガリーのメーカー。紹介した店の中でも、ダントツに安い!日本国内の商品の半額で売ってることもあります。
正直、どのメーカーの製品にどんな特徴があるかは、へっぽこフェンサーの私にはよく分かりません笑
ただ、少なくともPBTは他メーカーに比べて圧倒的に安いです。PBTの回し者ではありませんが、それだけは確実です。
いかんせん知識が無いので、情報提供、お待ちしております。
繰り返しになりますが、これらの店では大体英語も通じますので、費用を抑えたい方は是非挑戦してみて下さい。
それでは。
フェンシング用品店(日本)
フェンシング用品を扱っている店は、日本には何と3つしかありません。
東京フェンシング商会
Allstarというドイツのメーカーの正規代理店です。名の通り東京にあります。
学習院大学がすぐ近くにあります。
東京フェンサーズ
東京・吉祥寺にある店です。
Leon Paulというイギリスのメーカーの正式代理店です。
最寄り駅は(当然ながら)吉祥寺です。
KFE京都フェンシング用品
Uhlmannというドイツのメーカー、 PBTというハンガリーのメーカーの正規代理店です。
このように、それぞれの店で、扱っているメーカーが違ったりします。また、全ての店が通信販売も受け付けています。
この他にも輸入代行店や
香川県の、高品質なグローブに特化した店もあります!
フェンシング界は、恐るべき寡占状態だと言うことが、よくわかりますね笑
よって、これは仕方のないことなのですが、中々お値段が高いです。
そこで、海外の本店から直輸入する、という手段もあります。
というわけで次回は、海外の店の紹介をしようと思います。
フェンシングの概要
そもそも、一口にフェンシングと言っても、実は3種目存在します。
水泳にバタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ、クロールがあるのと同じなのです。
フルーレ、サーブル、エペ、です。
それぞれ簡単に解説します!
フルーレ
あの太田雄貴選手が銀メダルを獲得したのがこれ!
胴体のみが有効面(突いて得点になる範囲)となっています。
攻撃権という概念が存在していて、攻守をめぐる駆け引きが特徴です。
日本では、3種目の中でも基本とされていて、中高でフェンシングをしている人の大半がこの競技をやっており、大学から始めた人でも大体最初はこの競技からやることになります。
サーブル
上半身が有効面です。が、フルーレ・エペと違って、突くだけでなく「斬る」行為が許されているのが大きな特徴です。
フルーレと同じく攻撃権の概念がありますが、フルーレよりも激しい動作が特徴的です。
また、フルーレよりもルールが複雑だったりします(筆者はエペメインなのでよく分かりません)。
競技人口が最も少ないと言われています。
エペ
全身が有効面です。
どこを突いても得点になるので、高度な心理戦が展開され、慎重な試合展開になることが多いです。
ちなみに、筆者がメインでやってる競技でもあります。
このように、フェンシングには様々な種目があり、それぞれ全く別物と言ってもいいくらい特徴があります。
各種目の詳細に関しては、追々投稿します!
それではまた。